健康ご長寿が食べる3大発酵食品 味噌編
平成30年3月6日放送 「林先生の今でしょ講座」で学んだこと
今回はご長寿の方がよく食べている発酵食品について特集していました。
健康ご長寿がよく食べる3大発酵食品
1.味 噌・・血管が老けない
2.ヨーグルト・・腸が老けない
3.納 豆・・血管、骨が老けない
ここでは「味噌」について番組内でお話しされたことをまとめました。
「味噌」は血管をふけさせない日本の伝統食品
Q.味噌は塩分が多そうだが本当に血管に良いの?
・味噌汁に含まれる塩分量はそれほど多くない
味噌汁お椀一杯の塩分は平均1.4グラム
ラーメンは一杯で6グラム
2010年版日本人の食事摂取基準によると、
1日の塩分摂取目安は男性9グラム、女性7.5グラム
大豆の中の「ペプチド」が血圧を下げてくれる。これによって血管を守る。
ペプチドは血圧を上げる酵素を抑える。
塩分よりもペプチドの効果のほうが優勢に出るために血圧が上がらない。
味噌の消費量と血圧は関係ないと思われる。
・糖尿病の死亡率が最も少ない県は愛知県
愛知県は赤みその消費量が多い。
赤味噌には糖の吸収を抑える「メラノイジン」が含まれている。
「メラノイジン」・・・腸内で糖の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれる。
糖尿のコントロールができると血管も若々しくなる。
赤味噌は熟成が進むと濃い赤色から黒くなる。
これはメラノイジンの濃度が高くなるから。
発酵の過程でメラノイジンができてくるので、発行の時間が長いほど効果が高くなる。
愛知県では味噌汁だけでなく、味噌カツや味噌煮込みうどんなどで赤味噌を使っている。味噌をよく食べている。
味噌汁の医学的に正しい作り方
味噌を入れるベストタイミングは火を止めてから5分後に入れる。
火を止めて5分ぐらいたつと鍋の温度が50℃ぐらいになる。
発酵食品には麹菌、乳酸菌、酵母菌など生きた菌が入っている。
煮立てるとこれらの菌がほぼ死んでしまう。
50℃ぐらいだと生きた菌が腸まで届きやすい。
加熱して菌が死んでも、死んだ菌は腸内細胞のエサになる。
無駄にはならないが、火を止めてから味噌を入れたほうが風味も残るし、生きた菌も残る。
以上、血管をふけさせない発酵食品「味噌」についてのまとめです。
お味噌は血管にとって良い食材なのですね。
私は毎朝お味噌汁を飲んでいます。塩分が気になっていましたが、この番組を見てちょっと安心しました。